成功者と失敗者
今日中に車を一台売れと言われたら、あのぴるビル・ゲイツでも、つくりあげた人脈の助けを借りないかぎり、みずからの能力だけで一台売るのは不可能だろう。
それでは、経営者に成功者と失敗者とができるのはなぜなのか。それは一年後の売り上げはいくらかと問われて、答えられるかどうかの違いだ。お金と人という財産をどう使って、一年後の売り上げを生み出すかを考えるのが経営者の仕事だ。
この一年間で、今あるお金を何と何に使、つのか、今いる人材をどう配備するか、どの部署に新しい人材を増やすか。今日の売り上げを問題にしている社員といっしょになって今日のことだけを考えていたのでは、経営者としては失格である。
要するに、「このまま行ったらこの売り上げだから、一年という期間でどうするのか」という課題が、経営者には常に与えられているのである。できる経営者は、その期間を一年、五年と延ばしていく。