会社を好きになると見えてくる

一方、企業の側は、一生そこで働きたくなるような会社づくりが要求されているのである。愛社精神は、もはや給与や肩書きからは生まれない。その会社を本当に好きになって初めて生まれてくるのである。
何度も言うが、仕事をするのは人だ。選ばれる人間になりたければ、スキル云々よりもまず、人間としての魅力をつけてほしいと思うのだ。

目的が明確な会社

大学の就職課の人と話していると、時代の流れの変化に戸惑っている人が多い。私の言うことに賛成してくれでも、学生たちに言うことがちぐはぐなのだ。たとえば、私が、大企業ばかりが企業じゃないと言えば、学生に対して「大手ばかりではなく、ベンチャーも考えてみてはどうか」などというアドバイスをする。

しかしそこには、なぜベンチャーなのかという視点がない。私の会社は、たしかにベンチャー企業の採用のお手伝いをしている。だが、すべての人がベンチャーへ行けばいいとは思っていない。だから、これからはベンチャーの時代ですなどと軽々しく口にするような大学の就職課は信用できない。

大きい会社には大きい会社のよさがあり、小さい会社には小さい会社のよさがある。問題にしなければならないのは、みずからがどういう人生を送りたいのかということであって、それが会社選びの基準になる。

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